胆嚢の病気や不調が原因で現れる症状に下痢があります。ほとんどの場合が食べすぎです。肝臓は胆汁を生成し、胆嚢で濃縮、分泌の働きがあります。しかし、脂っこい食事を続けていると、肝臓での生成が追いつかなくなります。そして、胆嚢でも少量しか分泌しかできなくなったり、濃縮できない薄い胆嚢しか分泌できなくなります。そうなると、脂っこいものが十二指腸に大量に入ってくるだけでなく、胆嚢から分泌される胆汁が十分でなう、脂肪分が乳化し、吸収する働きが悪くなります。
そのために、脂肪を多く含んだ状態の水様製の便が増えて、下痢になります。
このような便にはほかにも肝臓や胆汁を通す胆管に負担をかけて、炎症を起こし胆汁の成分を悪化させて、働きが悪くなることもあります。そして、このような下痢は非常に刺激が強く、大腸や肛門に炎症を起こす可能性もあります。胆嚢から生成される胆汁以外にも膵臓から分泌された消化酵素や胆汁の電解質成分は食物を分解するほどの強力なものです。
消化液の中では胃酸も強烈に刺激が強いもですが、あまり知られていませんが胆嚢から出る胆汁や膵臓の消化酵素も非常に強力です。大腸炎、直腸炎や肛門周囲にただれを起こすことにもなりかねません。
東洋医学では医食同源と言われていますが、やはり食事は胆嚢だけでなく、肝臓や膵臓など消化を助ける臓器にも多大な影響を与えます。そして、現代人はいかにいいものを食べるか?よりもいかにいらないものを食べないか?という考え方のほうが大切です。というにも、原因は栄養不足ではなく、栄養過多が原因で生じる病気がほとんどだからです。